母乳マッサージの方法(その一)



成乳の頃は(初乳の後、断乳までの期間)成乳のトラブルの処置に母乳マッサージが有効です。

a.

母乳の不足のマッサージ

b.

母乳の過剰のマッサージ

c.

母乳の鬱滞のマッサージ(母乳が乳房のなかに溜り、乳房の一部、または全部が硬くなる状態。)

d.

乳腺炎のマッサージ

断乳のマッサージ


a,母乳の不足には

母乳マッサージには効果があります。

まだ母乳を生産していない乳腺が多くあるか、母乳が乳腺や乳管中に停滞しているために母乳の不足を生じると考えます。
母乳マッサージをしているとヌルヌルした濃度の濃い母乳が多くでます、すると暫くして母乳の出が良好になります。それは、生産された母乳が、乳児の吸引が弱いか、授乳の回数や、飲ませる時間が少ないために乳腺中に濃縮されたままになり、スムーズに流れないのだと考えます。その濃縮された母乳をマッサージで除去して、その上、赤ちゃんが頻繁に飲んでくれれば母乳の出は必ず良好になります。


b. 母乳の過剰について

母乳の出すぎる人(過剰)もいます。母乳不足の方が多いのですが、我が子の飲む必要量以上に母乳が生産される母親もいるのです。母乳の生産過剰は現在では困る存在なのです。良質の人工ミルクのない昔は、母乳過剰の母親は不足の乳児に与えることで母乳の不足をなんとか補っていたと思います。現在は良質で手頃な価格の人工ミルクが母乳の不足を補いますので、過剰母乳を必要としなくなったのです。

母乳過剰の母乳マッサージ
母乳は飲ませれば飲ませるほど生産を促します。また過剰だからとして、搾乳すれば搾乳するほど母乳は生産を続行し、過剰は解消しないで乳房のトラブルになります。
母乳が初乳の頃からよく出る方がいます、産院では“飲み残しは搾乳しなさい、”と 指導されるのが一般的ですので、母親は言われた通りに搾乳しますから、次回の授乳の時には、前回の乳児の飲んだ量プラス搾乳した量が生産されるのです。正常な乳量でありたいなら、一般的に飲み残しの搾乳はしない方がいいのです。
私の経験から、過剰母乳を正常にするには個人差はありますが2〜3週間を目標に、日々の母乳の生産量を少しずつ減らしながら乳児の飲む量まで減らしていくのです。膨大の量の乳腺が母乳を生産しているのですから、大工場の大量のミルクの生産が1〜3日ぐらいで減産できないのと同じと考えます。
母乳過剰でトラブルをおこしている乳房は母乳マッサージで残乳を排出して、正常な乳房に回復させてから、乳児に飲ませるだけにしていますと乳児が飲むだけ生産するようになります。ただ個人差があって幾日もかかるのですが、必ず過剰が解消して正常な母乳の生産になります。


c, 母乳の鬱滞のマッサージ(うったい、乳房に母乳が溜まってしこり状になる状態)

乳腺細胞で生産された母乳は、乳管により運ばれて乳管洞(乳頭のくびれの約1.5cm直下にある母乳を溜める袋)でプールされます。また母乳の濃度は、始めに出る母乳はうすく段々と乳濁色のさらさらした甘い母乳に変化します。乳口は普通5〜10個を観察されますが(陥没乳頭の人は1個が多い)常に同じ濃度ではありません。ですから濃いどろどろした母乳の時には乳腺細胞か乳管に溜まってしまい、それが乳栓となり、母乳の流れを堰きとめると考えます。それで溜まった母乳がしこり状になるのでしょう。

この母乳のうっ滞の改善には、母乳マッサージは最良です。

母乳のうつ滞の改善方

イ、

トラブルをおこしている方の乳房を冷やします。

ロ、

「B & B マッサージ」を施術してもらうか、自分で「お祈り式マッサージ」をします。
(○○式にこだわらず、なれた方に施術してもらうと良いと思います)

ハ、

頻繁に赤ちゃんにトラブルのある方の乳房の母乳を飲ませます。

ニ、

その日はお風呂に入るのは避けます。(うっ滞乳と乳腺炎は、始めは同じ症状ですので、お風呂で温めてしまうと、もし乳腺炎であったら悪化しますので)


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