3、母子を取り巻く環境 (その一)



母乳の良くでる環境とは

普通に正常な出産であれば、母乳も正常に生産します。ですから妊娠中の母乳をだすための努力は特にありませんが、医者の指示に従って、出産予定日前後に正常分娩で、3kgぐらいの健康な赤ちゃんが生まれるといいですね。出生時の体重が多いと吸引力が強くてよく飲んでくれます。



A, 妊娠中のケアーについて

元来乳房はブラブラ動く形態になっています。柔らかいブラジャーにして乳房が常に動いている方が健康的で乳腺活動を促します。
乳頭を伸ばすマッサージは、乳頭を引っ張ってはいけません。乳輪を親指と人指し指で押しながら、その部分を伸ばすようにするのです。
乳房マッサージは両手で乳房を支えて優しく愛撫するに尽きます。

 

B, 母乳を真剣に希望される方は、産後の環境は大切です。

出産後、体内から胎盤が取り出されると、母乳の生産が始まります。でも乳房が大きくなって母乳の存在を感じるのは早くて出産後2日目で、多くの方は3〜4日目です。
母子同室の方が良いと考えます。母子同室であれば母親は常に我が子の動作を観察できますから、乳児の泣き声から空腹を察して頻繁に授乳するとよいのです。でも個人差があり2〜7日ぐらいは空腹を満たす量が生産されません。ただあまり乳房が張らない間は、乳頭は柔らかく伸びていて赤ちゃんは吸いやすいですから、赤ちゃんが泣いたら与える、泣いたら与えるで、時間を気にしないで頻繁に与えた方が母乳の生産を促します。

* 母子同室は母乳保育の成功には必要ですが産院の方針の問題や、ベテランの助産婦や看護婦の産婦へのきめ細かい指導や看護を欠かすことが出来ません。一人の産婦の為に多くの人手と時間が必要です。その点、人工ミルクは一度ミルクの作り方を説明すれば、産婦はマニアル通りにしますから産院サイドから見たら利点が多いと思います。

出産後、多くの乳房は下の図のように変化します。
 


花なら、咲く時期に開花しなかったら枯れるだけです。乳房も同じです。その大切な時期を初乳期といって、約14日間の期間をさします。ただ母乳の継続はたいへんな努力を必要とする人もいます。飲ませ続けさえすれば枯れることはないのですが、この時期に一時的に飲ませにくくなり、また人工ミルクが常に与えられる現状では、難しい時期といえましょう。


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